箱船航海日誌 2008年08月

日々雑感、出来事などを思いつきに任せて綴っていこう

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’08/08/31 (日)

お盆終了記念

 夕方、我が盟友徳さん憲さんとともに、少し遅めの「お盆終了記念食事会」をカイサイした。もちろん、毎年やっているわけではなくて、たぶん前回は3年か4年前ではなかったかと思う。久しぶりなのである。

 天橋立の、とあるお店でとてもオイシイ料理をいただいてきた。お互いまったく気を遣わなくてよい3人である。リラックスの極み。一品一品じっくり味わえて、ボカァ幸せでした。中でも「甘鯛のポワレ ハマグリソース添え」は、感動的に、美味しかった。食べるのにヒッシで、写真撮るの忘れました。

 徳さん、憲さん、楽しい時間をありがとうございました。また、行こうね。

’08/08/30 (土)

これまた推奨盤


 昨日の日誌中、先月29日に載せたLED ZEPPELINのライブ・アルバム邦題を、うっかり「永久の詩」と書いてしまった。正しくは「永遠の詩」である。お詫びして訂正致します。昨日の記述も訂正させていただいた。

 さて今日は、それに続く最強ベスト盤「MOTHERSHIP」である。昨日までに比して、少しばかり時間に余裕ができ、無事に聴けたのだった。

 ヒジョーに、良い。飛躍的、と言ってよいくらいの音質向上である。傾向としてはライブ盤と同様で、中高域の歪み感極少、低域の解像度向上、全体的に見通しがよく、ロック録音にありがちなうるささ、けたたましさがない。ので、充分に音量上げて聴くことができる。本来ロックの録音は、斯くあるべきだと、僕は思う。音量上げたらうるさくて聴けないロックなんて、何だかヘンである。

 ベスト盤という性格上、録音時期のバラつきによる音質差は致し方なし、どちらかといえば後期のほうがよい。特に向上著しいと感じたのは、4thアルバムからの「天国への階段」と、5thアルバム「聖なる館」から選ばれた4曲である。

 これらは本当に素晴らしくて、この5曲を聴くためだけに6,300円払っても惜しくないほどである。ただ惜しむらくは、大好きな「Rain Song」が選から漏れていること。あの曲は「永遠の詩」とセットで1曲、と見るべきもののはず。ジミー・ペイジ御自らの選曲と聞くが、何故外したンだろう。残念である。

 それはともかく、このセットもライブ盤同様、特にお薦めしたいレコードである。

’08/08/29 (金)

5ヶ月遅れで


 このレコードについて触れたのは、先月29日の日誌上である。その時点で、当初のアナウンスから5ヵ月遅れの8月26日発売予定だったLED ZEPPELINの最強(とされる)ベストアルバム「MOTHERSHIP」(米ATLANTIC R1 344700)である。

 今回は更なる遅れはなく、今日、無事に届いた。最強版「永遠の詩」に同じく、RTIプレス180g盤4枚組仕様、8面24曲収録。Amazonで6,324円だった。海外ショップでは$60程度の値が付いている。日本円換算で6,540円くらい。国内ショップのメリットは大きい。

 例によってスタン・リッカーによるハーフスピード・マスタリングである。「永遠の詩」の音質向上は、刮目に値するものがあったが、このベスト盤はどうだろうか。試聴が実に楽しみである。

 明日は、聴ける、か知らん。

’08/08/28 (木)

再びブラック・アウト

 昨夜は、さあ書くぞ、とパソコンに向かったまでは良かったものの、直後にまたしてもスイッチ切れを起こしてしまった。「また明日」と書きながらのブラック・アウト。どうにもいけないのである。

 なかなかオーディオを話題にできないのでアリマシタ。

’08/08/26 (火)

お盆のあとは

 2日間のご無沙汰でありました。

 どうやらお盆の疲れが出たようで、24、25日は夜の踏ん張りがまったく利かず、倒れ込むように寝てしまった。昨日などは風呂も入らず。キタナイ話だが、生命の危険を感じるようなオソロシイ眠気、には抗えませんでした。

 明日は、夏休み終盤恒例の、子供坐禅会である。早朝からのスタートになる。書きたいオーディオ話題はいろいろあるのだが、後日に譲ることにして、今夜も早寝するのだった。

 また、明日。

’08/08/23 (土)

 オーディオ評論家、金子英男氏が亡くなったことを、知った。7月31日のことだったそうだ。心臓発作による急逝だったと聞いている。

 金子氏といえば、恐ろしいばかりのこだわりで作り上げられたアクセサリー類、自作スピーカー、である。特に「金子式ピンケーブル」は、凄かった。

 その後期型は、もう凄すぎて声もない。特注した6N銅の帯を手作業で金メッキ(ロジウムメッキ版もあったか)し、ホットメルトで幾重にも積層、それを自分で縫い上げたガラス繊維チューブに通し、その上から執拗にブチルゴムを巻いて作るこのケーブル、どんな音が出るのか興味津々であった。

 けれども、ガサツで無精者の僕にあのような工作ができるはずもなく、それを参考に6NCuコードを作るくらいが精一杯であった。僕は金子氏の影響も受けていたのである。

 毎年末に刊行されたstereo誌別冊「ステレオのすべて」誌上での、長岡先生とのオーディオ対談(というか、対決)も、ヒジョーに面白かった。システムの傾向を見るのに、イヌの鳴き声を聴く長岡先生に「このシステムでこんなの聴く人は、いない」と金子氏。「誰でも知ってるイヌの声だから、システムの能力がよく分かる」と、長岡先生。

 どちらの言い分が正しいかはともかく、一読者として僕はゲラゲラ笑ってしまいました。あまりにも方向性の違うご両人であったが、音に対する真摯な姿勢という点では、常に共通するものを持っておられたのである。

 今や、お二人とも鬼籍に入ってしまわれた。寂しさを禁じ得ないのである。長岡先生と同様、金子氏もまた、不世出のオーディオ評論家だと、思う。

 安らかなるご冥福を、心からお祈り申し上げます。

’08/08/22 (金)

変わらずお元気

 4年ぶりにお出かけくださったのは、げんきまじんさんである。以前と少しも変わらぬお元気さで、僕はとても嬉しかった。音楽聴いたり、ヨタ話したり、あっという間に時間が過ぎてしまった。面白すぎて写真撮るの忘れました。

 久方ぶりに聴いてもらった箱船の音は、まじんさん曰く「すべての点で大幅向上、特に生々しさ、リアルさがすごくよく出ます」ということであった。先日訪れてくれた友達の感想と同様であることに、ちょっと驚いた。やはりその辺りが向上しているのは、確かなことなのだろう。

 鋭いご指摘もあった。ユニットがFE208ES-Rになり、クオリティが上がった中高域に、サブウーファー(以下、SW)帯域の質がついて行けなくなっているのではないか、というものである。

 まったく以って正鵠を得たご指摘である。現用ウーファーユニットJBL E-145は、悪くないユニットだがSR用ということもあり音に色彩感を欠く傾向がある。誇張して言えば、何を鳴らしても同じような音色になってしまうのである。

 表現力が極めて豊かな208ES-Rを得て、ウーファーユニット交換、理想的にはSWそのものを新しくすべき時期が来ているのかもしれない。現用SW、使い始めから既に10年を超えているのである。次世代SWの実現は容易ではない。けれども、次の夢として構想だけは進めておこうと思う。

 げんきまじんさん、楽しい時間をありがとうございました。

’08/08/21 (木)

4年3ヶ月ぶり


 夕方、電話が鳴る。出てみると、とても久しぶりに聞く、オーディオ友達の声である。お久しぶりですね、今日はまたどのようなお話で、と言うと、少しく時間ができたからお邪魔したい、ということだった。

 もちろんウェルカムである。そうと決まれば思い立ったが吉日、というワケで、明日、お越しになることになった。関西ご在住だから、こういうこともできるのである。とは言え、この人の行動力には、いつも驚かされるのだった。

 上の写真は、前回お出でになった時のものである。後姿に見覚えがある方もいらっしゃるだろう。今回のお越しはこの時以来、4年3ヶ月ぶりになる。随分なご無沙汰なのである。

 4年間、箱船は進化したか。

’08/08/20 (水)

生々しさ

 今月6日、遠路はるばる訪れてくれた友達の箱船システム試聴感想は、大変好印象であった。彼と僕は音の好みがよく似て(爆音派である)いて、さればこその高評価、とも言えると思う。はやり、ヤジルシの向きが揃っていないと、お互いシアワセにはなれないのである。

 「以前に比べて生々しさがぐんと向上した」。感想の一部である。SネッシーとSネッシーMkIIとの最も大きな違いはこの点にあると、僕も感じている。ただ、違いがハッキリしてきたのは、比較的最近のことである。エージングによる変化だろう。

 オーディオ再生において、生々しさ、リアルさを出すのは非常に困難である。19年前、初めて本家方舟の音を聴いた時の最大の驚きは、まさに「生々しさ」であった。爾来、今に至るまでそれを追い求めている。

 SネッシーMkIIになって「ぐんと向上」した、のは確かなことだと思えども、本家方舟で聴いたブキミなまでの生々しさ、にはまだまだ遠く及ばない。どことなくそのような雰囲気が出るようになった、くらいのレベルに留まっている。前途遼遠である。

 ただ、以前に比べて悪くはなっておらず、牛歩の如きではあっても向上している、らしい。余人をしてそう言わしむる現状の音であることを、素直に喜びたいと、思う。

 Tさん、ご丁寧なご感想、ありがとうございました。

’08/08/19 (火)

実用充分


 現在、eminentの針圧は2.00gに設定してある。12年前に買ったwindsのALM-01で測定したものだ。写真左がその様子である。

 同条件において、アダプター付きディジタル秤で測定したのが写真右である。1.99gを表示している。幾度か繰り返し測定してみたところ、値は1.99g〜2.01gの範囲にばらついた。±0.01gの誤差。ALM-01でも同程度のばらつきはある。針圧計として充分実用になると言ってよい。

 驚くべきは、両者の価格差である。ALM-01は37,000円、ディジタル秤1,980円。実に18倍以上の差があるわけだ。もちろん、造りはずいぶん違うし、単純に性能だけで比較しては遺憾のだろうとは思う。けれども、うーむと考え込んでしまうのだった。

 ALM-01が高いのか、ディジタル秤が安いのか。たぶん、後者ではないかと、思う。0.01gオーダーで秤量できる秤が2,000円以下で買える。如何に技術が進歩し半導体素子が安価になったとは言え、冷静に考えれば正気の沙汰ではないのかもしれない。

 とまれ、工夫次第で安価に超高感度針圧計を手に入れることができるわけで、エンドユーザーとしては素直に喜ぶべき、なのだろう。アダプター製作者氏には、感謝するばかりである。ありがとうございました。

 但し、これはあくまでも「ナンチャッテ針圧計」であって、「オーディオ専用」ではないことをご承知おき願いたい。ALM-01に限らずとも、1台は専用針圧計を持っておくほうが安全であるのは言うまでもないこと。カートリッジを壊してしまっては、元も子もないのである。

 一つの実験、ということで、お楽しみいただければ幸いである。

’08/08/18 (月)

答えは


 昨日の答えは、ご覧の通りである。6月に1,980円で買った製造国不明ディジタル天秤を、針圧計に変身させるアダプターだったわけだ。「正解はコレでしょう」とメールをくれた友達がいる。さすがTさん、大正解。お便り、ありがとうございました。

 天秤の秤量台に直接針を載せて針圧を測定することも不可能ではない。しかし、それではグワイが悪いのである。内部部品に磁性体が使用されているからだ。それがカートリッジの磁石に反応し、正確な測定は望めない。

 そこでこの非磁性ステンレス板アダプターが、必要になるのである。針を下ろすべきところに1円硬貨を載せてみると、「1.00」と表示される。正確に測定されているのである。テフロンシートを貼ってあるのは、万が一針が横(或いは縦)滑りした時、カンチレバーへのダメージが少なくなるように、との配慮である。尤も、「何も貼らないほうが良いかもしれない」とは、製作者氏の言である。

 実に上手く作ってある。硬くて曲げ難いステンレス板を秤量台形状に合わせ、しかも着脱は非常にスムーズ。天秤に機械的ストレスがまったくかからないようになっている。ご自身は「作りっぱなしです」と仰るけれども、完成度は高い。お見事、と言うほかなし、である。

 明日は、実際に針圧計として使った結果を報告したい。

’08/08/17 (日)

変身アダプター


 久しぶりにオーディオの話題である。

 お盆前、レコパックもどき実験で多くの教えを乞うた友達から、写真に見える如くのものが届いた。幅30mm、長さ約100mm、厚さ0.5mmの非磁性ステンレス板を曲げ加工し、一端にはテフロンシートが貼り付けてある。もちろん、友達の手による自作品である。

 このステンレス板、何に使うものか。上の写真をご覧になっただけでは、おそらく何のことだかお分かりいただけないと思う。ただ、AD再生を日常的とされていらっしゃる方なら、或いはお分かりになるかもしれない。

 実はコレ、本来オーディオ用途ではない「あるもの」をAD周辺機器に変身させるための、自作アダプターなのである。

 答えは、明日に。

’08/08/16 (土)

腑抜け

 お盆が終わった安堵と疲労感で、今日はタマシイが抜けたような1日を過ごしてしまった。今もまだグッタリしている。ああ、シンド。こういうのを、腑抜け、という。

 明日は、タマシイ還ってくるかしら。

’08/08/15 (金)

お盆行事最終日

 2008年お盆も、今日で全日程終了である。最終日の法要は、午前9時に始まって正午前閉式、約3時間。なかなか歯応えのあるものだった。終わってみれば声は嗄れ嗄れ、ギリギリいっぱい、である。

 福知山市の山間部にある、我が盟友徳さんのお寺も今日、施餓鬼会が無事終わったようだ。いやいや、お疲れ様。今月末くらいに、憲さんも呼んでお疲れ会の一席を設けようかしら。

 ともかくも今は、安堵するばかりである。

’08/08/14 (木)

お手伝い1日目

 ウチの施餓鬼会からもう早1週間、今日は近隣ご同業の施餓鬼法要お手伝い1日目であった。皆さんそれぞれお疲れのご様子で、しかしお経の手抜きは絶対にできないのである。

 明日は、お盆行事の最終日である。

’08/08/13 (水)

棚経、終了

 今年も無事に、棚経日程を終えることができた。今日は軒数こそ少なかったけれども、疲労の蓄積と最終日に安堵した所為か、昨日よりもシンドイ1日であった。

 と、言いながらも、お盆の行事も14日、15日、あと2日で終わりである。気がつけば8月も半分を終わろうとしている。

 大好きな夏は、斯くも速くに過ぎ去って行くのでアリマシタ。

’08/08/12 (火)

4日目、終了

 今日で村内棚経は終了、あとは村外30軒ほどを残すのみとなった。ここまで来ると、ともかくはヤレヤレである。

 カラダは比較的元気だが、ノドには多少なりとも疲れが溜まってきたようで、少しく声嗄れあり。お経声としては少々品がない感じだが、この声でR&Bナドを歌えばちょっと格好良いかもしれない。もちろん、歌えませんケレドモ。

 明日は棚経最終日である。

’08/08/11 (月)

3日目、終了


 3日目は昨年と同様、モノスゴイ好天になった。特に午前中は全天一片の雲もなく、実に痛快な夏の空であった。お昼前になって少し雲が出てきたものの、昨日に比べて湿度が低く、暑くても不快感は少ない。こういう夏の日が、僕は大好きです。

 棚経もあと2日間である。

’08/08/10 (日)

2日目、終了

 今朝早くの当地は非常に涼しく、こりゃアいいや、と思ったのは歩き始めて1時間だけであった。7時半になったらモウダメダ。猛烈残暑である。例によって、ヘロヘロである。

 あと3日。がんばりましょう。

’08/08/09 (土)

1日目、終了

 棚経1日目終了。巷間伝えるところによれば、オリンピックで盛り上がっているようだけれども、僕はヘロヘロになってしまってそれどころではない感じである。

 明日も早出である。今晩は早寝しよう。

’08/08/07 (木)

施餓鬼会、立秋


 今年もお盆の一大イベント、施餓鬼会を無事に終えることができた。僕が住職して18回目になるわけだが、何度やっても完了後の安堵感は格別である。お手伝いくださった方々、ご参詣くださった方々のおかげさまである。

 午後3時から始まって、終わったのは午後5時、ちょうど2時間の法要である。例によって、ヒジョーに暑かった。それでこその、施餓鬼なのである。

 明後日からは次なるお盆イベント、棚経が始まる。今日は立秋で、暦の上では明日から秋である。だが、僕の暑い夏は、もうしばらく続くのだった。

 がんばりましょ。

’08/08/06 (水)

2年ぶりのご来訪

 久しぶりに、遠方より友来る。今回のご来訪は、約2年ぶりである。こちら方面へのご家族旅行途中でのお立ち寄りで、短時間の試聴であったけれども、とても楽しい時間をいただけた。

 前回は2006年夏、ちょうどスーパーネッシーMkIIの最終図面が上がり、製作が開始される頃だった。今日はそのスピーカーをお聴きいただけたわけで、僕としても大変意義のあるご来訪であった。スーパーネッシーMkIIが、友達の耳にはどのように響いたのだろうか。ご感想は後日に待ちたいと思う。

 ご遠方よりのお出かけ、本当にありがとうございました。ご無事のご帰着を、お祈り申し上げております。

 A・R・C、大切に使わせていただきます。

’08/08/05 (火)

惜敗


 昨日、中学生野球近畿大会(正式には『第57回 近畿中学校総合体育大会 軟式野球』という)の開催地を「奈良県奈良市」と書いたが、これは誤りである。正しい開催地は、奈良県橿原市にある「県立橿原公苑野球場」である。お詫びして訂正いたします。

 さて、その1回戦に臨んだ、愚息2号所属するところの野球部である。惜しくも和歌山県1位代表に、0-1で敗退した。応援に参加した愚妻によると、両チームとも投手の出来が良く、6回終了時まで0-0。最終回である7回表にシングルヒット1つ、犠打2つ、そこへタイムリーヒットで1点先取され、それが決勝点になったという。

 非常に締まった良い試合だったそうだ。我が方の投手も然ることながら、相手方の投手はさらに素晴らしく、何と完全試合を達成されてしまったのである。敵ながら、アッパレである。

 マックロケの顔で帰宅した愚息2号は、開口一番言った。「やっぱり近畿まで行くと、チガウわ」と。大変結構である。1回戦敗退はさぞ悔しかろうが、より広い世界があることを、身を以って実感したわけだ。今後の糧、大きな財産になるだろう。

 0-1の惜敗は、立派である。うむ、皆よくがんばった。

’08/08/04 (月)

有終の美


 愚息2号は小学生時代に少年野球のクラブチームに入り、以来、中学生になってからも部活動に野球部を選んでいる。全校生徒400人ほどの学校にあって部員数60人超と、全クラブ中最大の部員を擁するのである。

 35年前に1度だけ京都府大会で優勝し、近畿大会でも優秀な戦績をおさめたことがあるものの、それ以来は地区大会止まり。近年では、さほど強いとは言えない野球部だったのだが。

 それが何とこの夏は、宮津・与謝(宮津市、与謝野町、伊根町)大会で2位となり、続く丹後地区(宮津・与謝、京丹後市)大会で優勝、さらに京都府大会で準優勝してしまった。

 残念ながら府下優勝はならなかったけれども、近畿大会への出場権は確保したのだった。丹後の片田舎の、言わば弱小チームが近畿の大舞台に打って出るのである。これは滅多にない(実際、35年ぶりである)、エラいことだ。

 その大会は明日5日から、奈良県奈良市で始まる。チームは今日の午後、出発した。1回戦の対戦相手は和歌山県1位代表。午後3時の試合開始と聞いている。

 チームは全員3年生である。この大会を最後に引退となるわけだ。勝敗はともかく、悔いのない良い思い出で締め括れることを、願うのである。

 全力を尽くせ。

’08/08/03 (日)

夏の海


 この日曜日、海水浴場はたいそうな人出だったと聞いた。尤もだと思う。夏休み中の日曜日で、存分に海水浴を楽しめるのはあと1回、8月10日が最後になるだろう。お盆を過ぎると俄かに波が高くなり、非常に危険なのである。サーファーさんたちは、喜ぶのだろうけれど。

 今年も例によって、水の事故が相次いでいる。悼ましいことである。わざわざ海まで出かけんでも、涼をとる方法はいくらもあるだろうにと、詮無きことを知りながら毎年同じ思いを持つのである。

 お出かけの皆さん、くれぐれもお気をつけください。

’08/08/02 (土)

暑くなきゃイケナイ


 猛暑復活。今日は暑かった。山の向こうには見事な入道雲が見えて、実に夏らしい日であった。たいへんケッコウでございます。やっぱり夏は暑くなきゃアいけません。

 週間予報を見ると、しばらくはこういう天気が続きそうなグワイである。施餓鬼会を営弁する7日も、最高気温35℃と予想されている。例によって、暑い中での法要になるのである。

 俄然、気分が盛り上がってくるのだった。

’08/08/01 (金)

お盆の月


 お盆の月、8月がやってきた。そろそろ本格的にお盆準備を始めなければ遺憾のである。境内の草刈は先月27日、大勢の方々からお力をいただいて完了している。ありがとうございました。あとは僕の範疇、法要準備である。

 毎年のことだからラクショー。それがそうでもないのである。マヌケな僕のやることだから、何らかの失念が必ずあって、本番間際に大慌てするのだった。学習能力の低さ丸出しである。

 今年は前日にオツトメが混んでいるし、できるだけ早くに準備完了したいと、思っている。余裕を持って準備すれば、アホな失敗も少しは減る、はず。

 では、やるか。